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質実剛健バン(+)
Отправлено: zenter 28.04.2005 в 16:24
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CCVの走破力という能力を発揮する場合に、邪魔になるのがフレームでありボデーである。もしもサスペンションによるタイアのストロークが十分にあり、エンジンからのトルクも適切に伝達されていたとしても、オフロードでは鼻がつかえる、尻餅をつく、そして腹をあてて亀の子になってしまう。まさかボデーなしと言うわけにはいかないから、せめて前後のオーバーハングは短く、そしてホイルベースは安定性を欠かない程度に、短いに越したことはない。しかし基本的に実用車であるCCVとしては、積載能力もまた高いに越したことはない。この相反する要求を少しでも満たそうとするために短い4気筒エンジンにして、鼻を短くする努力をしているCCVもある。しかし完全にそれを満たすには運転席をエンジンの上、あるいは前に持ってくるスタイルが最も良い。キャブオーバーとかフォワードコントロールと呼ばれるもので、本誌では色々なキャブオーバー型CCVを紹介してきた。ここでは総じてバン型CCVと呼ぶ。
今回、紹介するUAZ2206は、そんなバン型CCVの先駆けであるUAZ-452の現行モデルなのだ。また正確な数字は不明であるが、世界で最も大量に使われているバン型のCCVではないかと思う。と言うのも生産期間が40年近くと長いし、旧ワルシャワ条約諸国を中心として世界中で軍用も含めて広く使われ続けているからだ。このロシア製バンの原型は既に1950年代に、UAZ-450として存在していたと言われる。そして1966年ころには現在と同じUAZ-452シリーズとして生産されている。このバンは、これも世界中で広く使われているUAZ-469、UAZ-469Bとは兄弟の関係にある。というか共通のシャーシーに対して、ボンネットのあるジープ型とバンというボデーが違うだけである。 何故かバンはUAZ-451のころからホイルベースが2,300mmであるのに、ジープタイプは2,380mmと少し長かったりするがトレッドは共通であり、ほぼ共通のシャーシーである。大きく違うのはボデーのスタイルとその幅である。全幅がジープタイプでは1,785mmであるのに対して、バンの場合は1,940mmもある。ジープタイプであっても比較的トレッドに対してフェンダーが張り出している方なのに、バンでは更に片側で77.5mmもサイド・オーバーハングしている。これが腰高だけでなくボデーが大きく見える理由だろうが、運転台に座ってみるとエンジンの位置が高くてカバーの幅も広く、運転席と助手席のスペースをとるにはこの車幅が必要なのだとわかる。
古いか、これからか
ラダ・ニーバやUAZを所有したり試乗して見ると、これらのロシア製CCVが意外とつましく、また細かいことに気が付く。ロシアと言えば粗雑でスケールがでかいというイメージがあるが、そうでも無いと思う。このバン型CCVにしてもスタイルが40年くらいも変わらないし、スプリット式のアクスルケース等なんかは博物館のクラシック・トラックでもないとお目にかかれないものが使われている。既に同族である北京ジープですらクライスラーの影響でダナ風になっているのにだ。古典的な4気筒エンジンなのでエンジンの出力も知れているだろう。それで積載してしまうと3トン近くにもなる車体を引っ張るには、こまめにギアをシフトする必要があると思われる。当然のようにパワーステアリングやオートマティックの設定もない。しかし、このバンにはデリカ4WDとかハイエース4WD、あるいはアメリカのフルサイズバンの四駆には無い魅力がある。それはジープタイプそのままのシャーシーを持っているということだ。 一般的にはロシアの自動車産業なんて「遅れている」とされるが、このUAZのラインナップを見ているとランクルやサファリのように古い設計の鋳鉄製6気筒を載せた長いノーズを持っていて、全長の割には車室が狭いCCVの方が時代遅れに見える。 |
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